![]() |
![]() |
カマチョ機士団――“宇宙に逆らう” (CAMACHO'S CABALLEROS: AGAINST THE UNIVERSE) |
1人の自由世界同盟士官として、若きカルロス・カマチョは総帥になるというダガン・マーリックの試みを支援していた――炸裂した爆弾がヤノス、ダガン、(また恐らく)トーマス・マーリックを死に追いやり、玉座を執念深いダンカン・マーリック手の中に残すまでは。そして、カルロスは不可避の運命を待つよりも亡命する方を選び、忠実な家臣達と南西世界の同盟者達から第17偵察連隊を創設したのであった。
スモークジャガー氏族に立ち向かい悲惨な結果に終った惑星“ジェロニモ”の防衛戦後、3056年にタナディ・コンピューターズ社の最高経営責任者であるチャンドラセカール“アンクル・チャンディ”クリタがその惑星“ハチマン”の本社を防衛する為に第17偵察連隊を雇うまでは、彼等は安い支払いの契約で生計を立てていた。タナディ社にてHPG技術に於ける飛躍的な進歩があったとの間違った噂により、第9ゴースト連隊に偽装したブレイク教徒の攻撃部隊からタナディ社の敷地を防衛する為に、第17偵察連隊が必要となったのである。
(その後)タナディ社への世界的な注目はカマチョ機士団に惑星“タウン”への移動を促した――連邦=共和国からライラ同盟が離脱をしている最中、そこの会社の資産を守る為である。そして、この任務はブラックドラゴン・ソサエティ(黒竜会)が第15ディーロン連隊に歩み寄り、この無法連隊が惑星“タウン”を急襲した時に、複雑なものへとなったのであった。このポート・ハワードを巡る戦闘で回収したものにより、カマチョの連隊は4個大隊に拡大した。そして、チャンドラセカール・クリタは、自分の“お気に入り傭兵部隊”を報酬として大統領の誕生祝賀会へ出席させる手配をした。ここで、惑星“タウン”での大敗北後に復讐を熱望していたブラックドラゴンは、第17偵察連隊のメックを使用してのセオドア・クリタの暗殺を試みた。そして、カマチョ機士団はその試みを阻止したのであるが、激烈な戦闘は彼等のメック1個大隊と多数のメック戦士達の命を犠牲にしたのであった。
ブルドッグ作戦後、カマチョ機士団はその解放した惑星上にあるタナディ社の資産を守る為に配置されたが、ゴーストベアーの攻撃に巻き込まれる事となった。そして、連隊はこの戦闘に生き残ったのであるが、惑星“ルツェルン”にてバル=コフバ大隊指揮官と彼の大隊の大部分を失ったのであった。
その戦士達が自分達のバトルメックを好きなように装飾するのを認められている事により、第17偵察連隊は1つの戦闘部隊というよりはサーカスやジプシーのキャラバンに似ている。連隊の徽章は、満月にその頭部のシルエットが被さっている1頭の吼えるコヨーテである。そのメック戦士達は、大抵の場合、個人の紋章やその他の装飾を誇示している。
ドラグーン・レーティング: B-
主要士官
惑星“ジェロニモ”にて自分の娘を失った事と部隊の責任を負う事に疲れ果てたカルロス・カマチョ大佐は、近い内に部隊を自分の息子に譲り渡し故郷の惑星“ガリステオ”に帰るのを計画している。不幸な事に、(彼の息子の)ガヴィランは長年、姉であるパトリシアの陰に隠れて生きてきており、カマチョ機士団の多くの者達は彼の能力に疑いを抱いている。しかしながら、ポート・ハワード以降、ガヴィランは成熟してきており、ゴーストベアーに対しての彼の戦場での振舞はその最も厳しい批判者達でさえも沈黙させ始めているのであった。
カサンドラ“アブタカ”サスロン中尉は3047年の惑星“ラーシャ”への襲撃の最中、彼女が1挺のライフルと1挺のブルーム・ハンドルのみでカマチョ機士団のウルバリーン1機を無力化した後に“勧誘”された。それ以来、彼女は自分の対バトルメック技術を更に洗練し、40機以上の撃墜をしていると信じられている。
戦術
カマチョ機士団は攻撃作戦と防御作戦のどちらであろうとも、偵察中隊の技術を重度に頼みにしている。攻撃の時には、偵察部隊は敵の防御の弱点を突き止め、デコイを設置したり重要な指揮統制目標を襲ったりする。そして、防御の時には、偵察部隊は敵の進撃してきそうなルートを突き止め、あり得そうもない類のものに対する警戒をするのである。
支援
支援部隊の多くとは異なり、マーシャル“アストロ・ゾンビ”ハリス大尉の支援中隊は、武器を取り戦闘する事をしばしば求められている。結果、その支援人員は10%の定員割れである。カマチョ機士団はその雇用者に移動手段を頼っており、降下船と航宙艦の両方とも持ってはいない。
第17偵察連隊(カマチョ機士団) |
|