コクレイン・ゴリアテ連隊(巨人連隊) (Cochraine's Goliaths)


所属部隊: セントアイヴス装甲機兵団
部隊指揮官: フィオナ・ヤール・コクレイン大佐(〜3028戦死)
部隊編制: 1個大隊
  第1大隊:アミーラ・ケン少佐
主要バトルメック: サンダーボルト、ゴリアテ
部隊練度: 一般
部隊徽章: 白地を背景に佇む城
歴史:
 カペラ大連邦国軍で最も古く、そして最も新しいとも言えるこの連隊は、2805年に創設された第5カペラ突撃隊をその起源としている。だが、この連隊は2812年に悲惨な結果に終った“チェスタートン”への攻撃に於いて、ダヴィオン家のエリート部隊である南十字星部隊によって壊滅させられてしまった。それからしばらくは、連隊の名前は犠牲的献身さを記録上で称えられるものとしての存在しかなかったのである。そして2990年に、フィオナ・コクレイン大佐の下に“コクレイン巨人連隊”は再編制されたのであった。この時、連隊が装備したメックは、その近年に惑星“タンターラ”南極の岩棚の地下から発見された星間連盟の装備修理施設から回収された物である。

 現在に至るまで、この連隊はカペラ大連邦国軍でバトルメック・ゴリアテを運用している唯一の部隊である。マクシミリアン・リャオは必然的な理由がない限り、この強力な後備連隊に命令を発する事に気が進まないでいる。実際、彼等が出現して以来、戦闘に従事したのは、3005年にケチ戦闘部隊から惑星“インディカス”を防衛した時の1回のみなのである。この戦闘に於いて、巨人連隊は、侵攻軍が退却する前にウルバリーンとオストロックの混成で編制された2個中隊を素早く抹殺したのであった。

 現在、この連隊の隊員達は、マクシミリアンの厳しい制約からの解放を望んでいる。全隊員は自らのベヒーモス達を恒星連邦に対して用いる事を熱望しているが、彼等を用いる必要性よりも損害を負う恐れの方を常により強く感じているマクシミリアンが自分の貴重なゴリアテ達を出動させる事は稀なのである。


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