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グリーンマウンテン・ボーイズ――“自由な生を、さもなくば死を” (GREEN MOUNTAIN BOYS: LIVE FREE OR DIE) |
“ウッディー”という幼少期のあだ名の下で17年間を耐えてきたライラの市民であったが故に、ウッドロー・イーサン・アレンは名声のあるナーゲルリンク士官学校に入学した後、遂には自分のミドルネームを全ての公式の事柄に使用する事を始めた。ナーゲルリンク士官学校にてアレンは良好な成績を収めたが、彼にはより有望であるキャリアを選択する為の家柄的な繋がりが不足しており、LCAFにて長期派遣任務をただ1回こなした後にはユーレック・ジャッカルズとの名で知られているマイナーな傭兵部隊での下士官の地位を受け入れる事となった。そして3035年、外世界同盟の惑星“リシン”に存在したユーレック・ジャッカルズにて軍務に就いている間、ロステックの貯蔵庫が発見されて無法者の傭兵部隊ブレード・オブ・デスの襲来を招いた。ブレード・オブ・デスはユーレック・ジャッカルズを残忍に蹂躙し、その後にその典型的な流儀として、部隊の士官達を殺害し、アレンを含む残りの者達を奴隷に取った。
ブレード・オブ・デスが自分達の報酬の残りを得る為に奪取したロステックの戦利品をその不詳の雇用主に引き渡した後も、アレンは長年に渡りブレード・オブ・デスの奴隷であり続けた――マリア帝国の新たな無慈悲な主人に売却される事になるまでは。しかしながら、遂には、アレンは反乱を率いて成功し、カノープスの襲撃の最中にマリア帝国の惑星“イズリントン”から脱出したのであった。アレンの同僚の奴隷の大部分は殺されたが、彼とその他の27人は奪取したマリア帝国の1個小隊のバトルメックと共に逃亡する事を為し遂げていた。そして、それらのユニットと解放した捕虜達の家族から受け取った幾らかの資金、カノープス統一政体から少しばかりの援助を組み合わせ、3039年にアレンはグリーンマウンテン・ボーイズ――地球の歴史上の自分と同名のイーサン・アレンによって率いられた反乱グループから名を取った――を創設した。3042年、タウラス連合国にて短期間の軍務に就いている間、グリーンマウンテン・ボーイズは恩恵を得た――この時、当時の護民官であったトーマス・カルデロンの後継者のイアン・カルデロンがその仲間の多数のタウラス人達と共にグリーンマウンテン・ボーイズに加入したのである。故に、3048年にカノープス宙域に戻ったグリーンマウンテン・ボーイズはかなり規模を拡大しており、彼等はマリア帝国の襲撃から外辺の惑星“トラクサ”を防衛するのを任じられた。
しかし、不幸な事に、惑星“トラクサ”にいる間、トラクサン・デヴァウアー(注:惑星“トラクサ”特有のシーサーペント)がグリーンマウンテン・ボーイズのその高貴な名士(イアン・カルデロン)を食い殺すという事が起きた。この悲劇はスキャンダルと憤激を巻き起したが、誰にも落ち度はないものであった。この時以降も、グリーンマウンテン・ボーイズは新植民宙域(New Colony Region)内の巡回を除いてはカノープス統一政体の雇用下に留まっており、現在は惑星“ニューアビリーン”に駐留している。
グリーンマウンテン・ボーイズの徽章は、部隊のモットーである“Live Free or Die”に取り巻かれている、アレン少佐のピリジャーがその手でシーザーの三角紋を叩き潰している画である。彼等のメックは緑色と茶色で塗装されており、一方、歩兵部隊は適当な迷彩色を使用している。
ドラグーン・レーティング: B−
主要士官
アラン少佐は幾らかの装甲部隊を追加したがっているが、グリーンマウンテン・ボーイズの経済状況はそれを許してはいない。彼のリーダーシップの下、部隊は軍に対して負った借金――これは機体を供給して各中隊を4個小隊へと拡大するのに寄与した――の返済を始めている。
リンカーン・コールマン少佐は、失機戦士を訓練して、その者達をプロの歩兵を支援させる為に自分の部隊に組み入れ事に熟達している人物である。驚異的な事に、その歩兵部隊の間に憤懣は殆どなく、その付属部隊と見なされている失機者達も非常に熱意に溢れている。
トーマス・エヴェレット大尉は、イアン・カルデロンの元・恋人であったレイチェル・サリヴァンの息子である。トーマスの父親については決して話題にはされず、部隊もその様にする事を選んでいる。従って、詮索好きのレポーターは、その兵達によって良い扱いはされないのであった。
戦術
グリーンマウンテン・ボーイズは機動戦を徹底的に訓練しており、その優越している速度を活用して敵を防御のできない位置に誘い込む。その4個小隊編成の中隊は、しばしば準備のできていない敵手を混乱させるものである。
支援
今の所、グリーンマウンテン・ボーイズは輸送用の資産を持ってはいないが、充実した技術支援――オールドメン・オブ・ザ・マウンテン大隊から多数の失機者による助力を引き出す事が可能である――を持っており、その雇用主の援助を求める如何なる必要性も排除している。
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