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ペリフェリー・スターガード (PERIPHERY STAR GUARD) |
コムスターの探査局に雇用された数個の小規模の傭兵部隊として始まったペリフェリー・スターガードは、大規模な予算削減が行われた為に探査局が多数の傭兵部隊を解雇した後に、公式に合併をした。その副指揮官達の余りにも多くの者が過度な特化をしていた為に、それらの“探査局の孤児達”が1つになった事は将来の雇用主に対して様々なサービスを提供するのをペリフェリー・スターガードに可能とさせた。そして、この事は、一介の部隊が期待できるであろうものよりも多くの訴求力を彼等に与えたのであった。
インターステラー・エクスペディションズと契約をしている最中、ライラ同盟のコアワード方面の国境沿いに雇用されていた一時、ペリフェリー・スターガードはグリーン・ゴーストと呼ばれている極めて良好な装備をしている襲撃者の集団との多数の戦闘を経験した。この事は部隊の戦闘力を以前の弱体なレベルに比較すれば著しく向上させたものの、この部隊の真の強さはその強大な兵站能力に存在し続けるものであった。
3068年、ペリフェリー・スターガードは惑星“プールスボー”に到着し、ライラ同盟と自由世界同盟の間で増しつつある戦闘行為に圧迫されている現地の市民軍部隊とハーパー・ヘレティックス傭兵部隊を支援した。しかしながら、彼等が最初の配置に就いたその僅か数ヶ月後、自由世界同盟の第6オルロフ擲弾隊と第2オリエント機兵隊の一団が降り立ち、ペリフェリー・スターガードとハーパー・ヘレティックスがベストを尽くしたにも拘らず、フォート・バンゴー内外のプールスボー市民軍を壊滅させていった。ハーパー・ヘレティックスは手酷い損害を被り、稼働するメックが1個小隊にまで減少した。そして、ハーパー・ヘレティックスの航宙艦で惑星“コーンケーン”にその生き残り達が撤退するまでの間に、彼等はペリフェリー・スターガードの損害を被った一隊に吸収される事となった。しかしながら、彼等の到着から僅か数日後、第6オルロフ擲弾隊の別の隊が惑星“プールスボー”を完全に迂回して惑星“コーンケーン”もまた襲撃したのであった。再度の撤退を為し得るまでの間に第6オルロフ擲弾隊による激しい攻撃を受けたペリフェリー・スターガードは、その残存する戦力の約半数――これにはスターガード装甲大隊の全てが含まれている――を失った。
その撤退はやがて彼等を惑星“ローブルク”へと導く事となり、以来、そこにてこの傭兵部隊はスターコープ社のメック工場群の近くにて野営をしている。この事はスターコープ社自身がこの配置に対して影響を及ぼしているのを指し示しており、ペリフェリー・スターガードの塗装色を纏っている真新しいロングボウ・メックとタナトス・メックが最近に目撃されている事によってこの噂は補強がされているものである。
ドラグーン・レーティング: F
スターガード・バトルメック部隊
戦場で独自に活動する事を求められており、非戦闘技能を重視していたスターガードのメック戦士達は、より熟練しているFWLMの兵士達には伍する事ができなかったとの結果を残す事となった。彼等は惑星“プールスボー”と惑星“コーンケーン”にてその総数の約2/3を失ったが、彼等は惑星“プールスボー”にてハーパー・ヘレティックスからその生き残りの重量級小隊を得られてはいる。それ以来、アナポリス大佐は雇用主の支援なしに戦闘を求められた場合に備えて、自分のメック部隊の規模の拡大とその戦闘能力の向上の為に多大な努力をしている。
スターガード気圏戦闘機部隊
スターガード気圏戦闘機部隊のパイロット達は、降下船護衛と航空優勢任務を専門としている。惑星“プールスボー”からの撤退の最中、マーリックのヴェンジャンス級空母“モメント”による散発的な軍事行動があったにも拘わらず、この航空中大隊は見事な働きをしている。
スターガード歩兵部隊
スターガード歩兵部隊の第1大隊は惑星“プールスボー”にてほぼ壊滅しており、現在は再編に苦闘している。第2大隊の戦闘工兵達――架橋から防御施設の建設、地雷敷設、敵の防御施設の破壊といった複数の任務に専門化している――は、惑星“コーンケーン”にて進軍するマーリック軍を遅滞させるのに於いて役に立つ存在である事を証明している。
スターガード工兵部隊
基地・防御施設・補給物資集積所・恒久的な橋梁の建設にほぼ特化しているこのスターガード工兵部隊は概して戦闘は経験しないのであるが、“プールスボー”星系から焼き出された際に降下船が損害を受けて多数の死傷者を出している。
スターガード水上支援部隊
水上/水中戦闘の専門家であるスターガード水上支援群は、惑星“プールスボー”上のフォート・バンゴーにて手酷い損害を被ったが、それにも拘わらず、惑星外へ撤退する時には自部隊の降下船との会合を為し遂げている。